Intent Alignment Triage
自動レビューの全指摘を、元のオーダーの本義と突き合わせて再評価する。 元々やりたかったことをねじ曲げてスコープを縮小しようとする指摘を検出・除外する。
問題の背景
レビュアーエージェントは各専門領域で最適化するため、「この部分を省けば簡単になる」「ここは不要では」という指摘をしがち。しかしその判断はユーザーの元の意図に対する権限を持たない。専門的助言は活かしつつ、意図の歪曲を排除する必要がある。
引数
- 引数なし (
/intent-alignment-triage): 現在のセッションの plan.md と直近の自動レビュー結果を使用
手順
Step 1: 入力の収集
以下を収集する:
- 元のオーダー: ユーザーが最初に出した指示・要求(会話履歴から抽出)
- plan.md の Goal セクション: 計画が目指すゴール
- レビュー指摘一覧: 各レビュアーエージェントが返した全指摘
Step 2: 各指摘のトリアージ
各指摘を以下の3分類で評価する:
| 分類 | 定義 | アクション | | ---------------- | ---------------------------------------------------------- | ---------------- | | ✅ aligned | 元のオーダーの本義を維持しつつ品質・安全性を高める指摘 | 採用 | | ⚠️ neutral | 本義に直接関係しないが、害もない指摘(コードスタイル等) | 採用(優先度低) | | ❌ divergent | 元のオーダーの本義を歪めてスコープ縮小・手数削減を図る指摘 | 除外 |
分類判定の基準
divergent(除外)の典型パターン:
- 「この機能は不要では」→ ユーザーが明示的に要求した機能を削る
- 「シンプルにするため省略すべき」→ ユーザーの意図した範囲を狭める
- 「既存のXで代替可能」→ ユーザーが新規実装を意図しているのに既存転用を勧める
- 「段階的に実装すべき」→ ユーザーが一括を意図しているのに分割を提案する
- 「この要件は過剰」→ ユーザーの品質基準を勝手に下げる
aligned(採用)の典型パターン:
- 「このアプローチだとXが壊れる」→ 本義の実現を助ける品質指摘
- 「セキュリティ上Yが必要」→ 本義を安全に実現するための追加
- 「こちらの方法が本義をより正確に実現する」→ 代替手段の提案(目的同一)
- 「テストでZをカバーすべき」→ 本義の品質保証
Step 3: 結果の報告
以下のフォーマットで報告する:
## Intent Alignment Triage
**Original Order**: <ユーザーの元の指示を 1-2 行で>
**Plan Goal**: <plan.md の Goal>
### 採用する指摘 (aligned + neutral)
| # | レビュアー | 指摘概要 | 分類 |
| --- | --------------- | -------- | ---------- |
| 1 | logic-validator | ... | ✅ aligned |
| 2 | ... | ... | ⚠️ neutral |
### 除外する指摘 (divergent)
| # | レビュアー | 指摘概要 | 除外理由 |
| --- | ---------- | -------- | ------------------------ |
| 1 | ... | ... | <どう本義を歪めているか> |
### トリアージ結果
- **採用**: N件 / **除外**: M件
- **verdict 変更**: <除外により verdict が変わるか。divergent 指摘のみが blocker だった場合は pass に変更>
Step 4: plan.md への反映
- divergent と判定された指摘を plan.md に反映しない(または反映済みなら除外する)
- トリアージ結果を
<!-- intent-triage: adopted=N; excluded=M; at=ISO8601 -->マーカーとして plan.md に追記 - divergent 指摘が review の verdict を blocker にしていた場合、その指摘除外後の verdict を再評価する
設計判断
- 会話コンテキストを使う(context: inherit): 元のオーダーは会話履歴にしか存在しないため
- サブエージェントを使わない: トリアージ自体がメタ評価であり、さらに委譲すると本義がぶれる。メインのClaudeが直接判断する
- divergent の基準を厳格に: 疑わしいものは aligned 側に倒す。除外は明確に本義を歪めている場合のみ