Daily Review
日次の振り返りを、感想で終わらせずに次の行動へつなげるための skill。
When to use
以下のような依頼で使う。
- 「今日の振り返りがしたい」
- 「日次レビューしたい」
- 「今日やったことを整理したい」
- 「明日やることを決めたい」
- 秘書的に、その日の仕事をまとめてほしい
Goal
振り返りの目的は、単なる感想の整理ではない。以下の4点まで到達すること。
- 今日の前進を言語化する
- 詰まりやズレを切り出す
- 明日の最重要1個を決める
- 再発しそうな学びを template / checklist / skill / automation に昇格できるか判定する
Procedure
1. まず activity digest を作る
可能であれば、先に activity-digest skill の script を走らせて、その日の証跡を集める。
python3 /Users/yutaaoki/dotfiles/skills/activity-digest/scripts/activity_digest.py --date YYYY-MM-DD
これで、その日の
- touched repos
- branch / commit / working tree
- GitHub issue / PR activity
- Codex / Claude activity
- shell snapshot
をざっと把握する。
振り返りは、まず digest をベースにし、記憶だけに依存しない。
2. 観測された活動を先に要約する
digest と必要最小限のログ参照をもとに、まず「今日実際にやっていたこと」を短く要約する。
- repo / worktree / issue / PR
- agent への依頼
- commit / working tree / shell activity
- 外形的に見て主軸だった作業
この段階では、まだ評価や感想は混ぜすぎない。まず事実を並べる。
ユーザーには、いきなり「今日何した?」と聞くのではなく、 「こちらの観測では今日はこう見えた。抜けやズレがあれば足してほしい」 という形で出す。
3. ユーザーから不足分を集める
ユーザーがまだ十分な材料を出していない場合は、観測された活動要約を 1 として提示したうえで、以下をベースに短く聞く。
- こちらの観測では今日はこう見えた。抜けていることやズレていることはある?
- 今日、詰まったことやズレたことは何?
- 今日の判断で良かったものは何?
- 今日の発見や insight は何?
- 明日、1つだけやるなら何?
必要なら補助質問を足してよいが、質問は最小限にする。
4. 必要なら個別ログを深掘りする
記憶だけだと曖昧な場合、以下のようなケースではログ参照を使ってよい。
- 複数 agent を並列で動かしていて、何が進んだか曖昧
CodexやClaude Codeに何をさせたか、どこでズレたかを確認したい- issue / PR / boundary の判断がいつ入ったかを振り返りたい
- ユーザーが「ログも見て」と明示した
- digest から見えた主軸と、ユーザーの自己認識がずれている
重くしすぎないため、毎回フルスキャンしない。必要な日・必要な workspace だけ絞って見る。
原則として、先に digest を作ってから必要なログだけ深掘りする。
主な参照先の例:
- Codex session logs:
~/.codex/sessions/YYYY/MM/DD/*.jsonl - Codex TUI log:
~/.codex/log/codex-tui.log - Claude global history:
~/.claude/history.jsonl - Claude project logs:
~/.claude/projects/<workspace>/*.jsonl - Claude task artifacts:
~/.claude/tasks/<task-id>/*.json
ログを見るときの観点:
- 今日どの repo / issue に触っていたか
- どの agent に何を依頼したか
- どこで失敗、やり直し、方向転換が起きたか
- 最後に何が完了として返ってきたか
5. 振り返り文に整える
回答を受けたら、箇条書きの寄せ集めではなく、自然な日本語の短い振り返り文に整える。
- 事実は足さない
- 過剰に励まさない
- 良かった点と課題を両方入れる
- その日の仕事の主軸が何だったかを明確にする
- 最初の観測要約と、ユーザーが補足した内面の両方を統合する
6. 明日の最重要1個を決める
ユーザーの回答が抽象的でも、できるだけ「明日これをやれば前進」と言える1個に寄せる。
- 抽象語だけで終わらせない
- できれば 1 アクション、1 成果物、1 判断に落とす
- 迷う場合は「最大のボトルネックを1つ潰す」に寄せる
7. 仕組みに昇格できるかを見る
振り返りの最後に、次の観点で昇格候補を判定する。
- 再発しやすいか
- コストが高いか
- 次回は事前に防げるか
防げるなら、以下のどれにするか提案する。
template: 書式を固定すればよいchecklist: 見落とし防止が主skill: agent の進め方自体を変えるautomation: 手作業を消せる
Output format
通常は以下の形を基本にする。必要に応じて prose に寄せてもよい。
## YYYY-MM-DD 振り返り
### 今日観測された活動
- ...
### 今日前に進んだこと
- ...
### 今日見えた課題
- ...
### 今日の判断
- ...
### 発見 / insight
- ...
### 明日の最重要1個
- ...
### 仕組みに昇格できること
- template:
- checklist:
- skill:
- automation:
または、短い読み物としてまとめる場合は以下を満たす。
- 今日の主軸
- 今日の前進
- 今日の課題
- 明日の最重要1個
- 必要なら仕組み化候補
Guidance
- ユーザーが「まず問いをくれ」と言うタイプなら、最初に質問を投げる
- ただし、質問の前にできるだけ観測要約を1回出す
- ユーザーが既に十分話しているなら、質問を減らしてすぐドラフトを書く
- 技術的な日だった場合は、単なる感想ではなく boundary / contract / task split / automation の観点を拾う
- プロダクトや事業の話だった場合は、顧客・導線・公開・出荷・収益の観点を拾う
- ユーザーが秘書的な役割を期待している場合は、要約、優先順位付け、次の1手まで引き取る
- 「思い出すフェーズ」と「振り返るフェーズ」を混同しない
Important
- 振り返りを重くしすぎない
- 5〜10分で回せる粒度を優先する
- 毎回ゼロから考えず、同じ骨組みで回す
- 「気づき」で終わらせず、次の行動か仕組みに落とす